50歳を過ぎると、多くの人が「以前は効いたことが、もう効かない」と気づきます。それは想像ではありません。生理学の原則は変わりませんが、その周りの制約は変わります。筋肉量が減り、タンパク質の必要量が増え、骨の健康が現実の問題となり、攻撃的なダイエットへの耐性が下がります。
変わらないもの
基本の規則は今なお成り立ちます。持続したエネルギー赤字なしに減量はありません。どんな食品、サプリメント、食事スケジュールもそれを回避しません。変わるのは、赤字がまずく組み立てられたときに払う代償です。
本当に変わるもの
1. サルコペニアが方程式に入る。体のタンパク質のほぼ半分は筋肉にあり、その量は加齢とともに減ります。サルコペニアと呼ばれるこの喪失は、虚弱、障害、自立の喪失につながりうる。肥満の高齢者における意図的な減量それ自体が、加速した筋肉喪失のリスク因子です。
2. タンパク質の必要量が増える。基準摂取量0.8 g/kg/日は若年者での古い研究に基づき、65歳を超えると不十分と判明します。PROT-AGE専門家グループは、体重1 kgにつき少なくとも1.0〜1.2 gのタンパク質、活動的な人にはより多く(≥ 1.2 g/kg)の平均日摂取を推奨します。欧州のESPENの指針も同意し、急性または慢性の疾患では1.2〜1.5 g/kgとします。
3. 一つの重要な医療的例外。透析を受けていない重度の腎疾患のある人は、逆にタンパク質摂取を制限すべきです。腎機能障害が知られている場合、いかなる増加も医療的に承認されねばなりません。
4. 喪失のより大きな部分が除脂肪量。肥満の高齢者では、失われる体重の25 %から30 %が除脂肪組織でありうる。それこそがレジスタンストレーニングと十分なタンパク質が抑えるのを助けるものです。
55歳超で試験が示すもの
ある無作為化試験は、過体重の55〜80歳の成人100人を10週間の低カロリーダイエットにわたり、四つの群で追いました。高タンパク(1.3 g/kg)または標準(0.8 g/kg)、週3回のレジスタンス運動あり・なし。このリスクのある集団で、すべての群が除脂肪量を維持しました。30の研究のメタ分析はトレーニングと高タンパクを組み合わせる価値を確認し、タンパク質単独に対し中程度で有意な効果を示します。
7つの具体的な優先事項
- レジスタンストレーニングを最優先にする、有酸素運動より先に。WHOは週に少なくとも2回の筋力強化セッションを、65歳超ではバランスと筋力を含む3回を推奨します。
- 各食事でタンパク質を確保する、朝食を含めて——通常1日で最もタンパク質の少ない食事です。
- 減少の速度を落とす。速く減らす利益はわずか。筋肉と骨の代償はそうではありません。
- 骨の健康に注意する、特に閉経後:減量は骨密度の低下も伴います。
- 体重と同じくらいウエスト周囲径を追う。脂肪の分布は加齢とホルモン状態で移ります。
- 現在の薬に合わせる、この年齢層でよくあることで、汎用のプロトコルに従うのではなく。
- 医療専門家と協力する、Anses(フランス食品安全機関)があらゆる減量の努力に明確に推奨することです。
覚えておくべきこと
50歳以降、目標はもはや単に体重を減らすことではなく、筋肉と骨を守りながら脂肪を減らすことです。それはより穏やかな赤字、より多くのタンパク質、そして譲れない要素としてのレジスタンストレーニングを求めます。それはより遅く——そしてそれこそがそれを機能させるものです。
出典
- Bauer J. et al., Evidence-based recommendations for optimal dietary protein intake in older people: a position paper from the PROT-AGE Study Group, JAMDA 2013: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23867520/
- Deutz N.E.P. et al., Protein intake and exercise for optimal muscle function with aging (ESPEN), Clinical Nutrition 2014: https://www.espen.org/files/PIIS0261561414001113.pdf
- Verreijen A.M. et al., Effect of a high protein diet and/or resistance exercise on the preservation of fat free mass during weight loss in overweight and obese older adults, Nutrition Journal 2017: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5294725/
- Effects of exercise training and dietary supplement on fat free mass and bone mass density during weight loss – a systematic review and meta-analysis: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9396077/
- WHO 身体活動の推奨(フランス語版): https://www.sports.gouv.fr/sites/default/files/2023-04/brochure-recommandations-oms-activit-physique-pour-la-sant--5711.pdf
- Anses, Régimes amaigrissants : des pratiques à risque: https://www.anses.fr/fr/content/regimes-amaigrissants-des-pratiques-risque
